60stars astrology
By Tokyo-Tanuki
60スター西洋占星術 シーズン6
日本語版
114 未来予測の方法を知ろう~60スター西洋占星術 シーズン6の2英米編
ロイド=ジョージその2
1. さて、ロイド=ジョージの続きですよ
イギリスは1914年第一次大戦に参戦します。自由党のロイド=ジョージは反対派ではありましたが、今回は政府に従います。
しかし、戦線は膠着し、チャーチルの仕掛けたガリポリ攻略(1915)は、トルコの若き王、ケマル・アタチュルクに阻止され、イギリスは大損害を受けます。
しかし、戦線は膠着し、チャーチルの仕掛けたガリポリ攻略(1915)は、トルコの若き王、ケマル・アタチュルクに阻止され、イギリスは大損害を受けます。
この時、イギリス人でケマルに自力で勝負できるのはロイド=ジョージ大王ぐらいでした。
しかし、バルカン半島をどうするかでは英国軍部との激しい対立が生じます。
その後、1916年5月のユトランド海戦で英国海軍がドイツ海軍に敗れ、もはや、一刻の猶予もなくなります。
そこで、1916年6月、ロイド=ジョージは陸軍大臣になり、ソンムの戦いの敗北を受けて、軍に対する独裁権を内閣に掌握させ、自ら首相につきました(図1 戦争内閣1916年12月 土星のトライン)。
(図1)
2年後、ドイツは敗北し、第一次世界大戦は終結しました。
2. 戦争が終わり、戦後処理の問題にロイド=ジョージは翻弄されます。
簡単に言えば、対独賠償請求を国民に約束したものの、時代はそんなに単純ではなかったからです。
ベルサイユ条約を締結したものの各国の立場はバラバラで(天王星の合)、セーブル条約をトルコが破棄し、ギリシアートルコ戦争が起こるなど、ベルサイユ体制はすぐに動揺します。
このようななかで、与党にいた保守党がロイド=ジョージ支持をやめることとし(1922 月のオッポジション 図2)、政権は瓦解します(ロイド=ジョージ59歳)。
(図2)
3. その後のロイド=ジョージ大王はしばらく良いところがありません。
月のオッポジションからは、太陽のセミセクステル、土星のスクエア、アセンダントのオッポジション、月のセミセクステル、太陽のオッポジションと、十数年も沈む時期に入ります。
彼の支持者も少なくなります。
彼の支持者も少なくなります。
その後の政治情勢から、ロイド=ジョージの姿勢は批判されます(太陽のオッポジション)。
4.しかし、第二次大戦がはじまり、盟友チャーチルが組閣するに及び、ついに、ロイド=ジョージに再度のお呼びがかかります。外務大臣としての入閣の要請です(1940 土星のセクステル 図4)しかし、77歳になっていたロイド=ジョージはこれを断っています。
5.ロイド=ジョージは、その後、1945年、貴族に列せられ、亡くなりました。
ロイド=ジョージは59歳までの期間に大きな仕事をして、それからはあまり目立った仕事はしませんでした。
彼が、議会制度の国であるイギリス人、少なくとも、仲間の間では良識を重んじるイギリス人でなかったら、労働者階級を糾合して激しい政治闘争をつづけたかもしれません。
いや、それどころか、きっと独裁権を握ったでしょう。
いや、それどころか、きっと独裁権を握ったでしょう。
しかし、何もしなくとも、その存在は政治的にはとても大きく、ヒトラーも、もし、イギリスに親独政権が成立するならば、ロイド=ジョージを首班とするつもりでした。
そのため、ドイツのイギリス攻略は、まったくの中途半端に終わり、連合国の反攻を呼び起こすことになったのです。
きょうはここまで
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
コメント
コメントを投稿