60stars astrology
日本語版
60スター西洋占星術 シーズン7
By Tokyo-Tanuki
171 60スター西洋占星術シーズン7
先駆者のホロスコープを見よう 5
ミュージシャン ジョン・レノンさん
1. さて、今回は、音楽の世界から、20世紀最大の業績を残した偉人、ジョン・レノンさんです。
奥様はお元気ですから、あまり私生活には立ち入らずに見てみましょう。
ジョン・レノンさんは1940年10月9日生まれ、V=2.92という驚異的な数字です。
音楽界の大革命家ですね。
ネイタルのホロスコープは、太陽がてんびん座の16度、月はみずがめ座の3度付近、アセンダントはおひつじ座の19度です。
60スター西洋占星術では太陽はしし座、月はみずがめ座です。火(♌・♈)と風(♒)の勢いが強く、情熱的に理想の実現に取り組む性格と言えます。
(図1)
2. ジョン・レノンさんらが結成したビートルズは、1962年10月に "ラブ・ミー・ドゥ"でデビューし、同年に全英トップ20入りし、翌年1月に発表した "プリーズ・プリーズ・ミー"は、3月には全英1位に輝く大ヒットになります。
このデビューの時のジョン・レノンさんのプログレッションの太陽は、
2.92×22+♎16度≒80度、すなわち、いて座の20度で、アセンダントのトラインとなります。
(図2)
3. ここからビートルズの快進撃は続き、全米にも進出して世界のアイドルになりますが、1966年に入り、風向きが変わります。
有名な "ビートルズはキリストより有名"、というジョン・レノンさんの発言(1966年3月)が信仰深い人々の反感を買ったのです。
カトリックの多いフィリピンでのツアー(同年7月)で民衆は殺気立ち、ビートルズは生命の危険すら感じます。
この発言のときのジョンさんのプログレッションの太陽は、
2.92×25.7+♎16度≒91度、つまり、やぎ座の1度付近にあります。火星のスクエアですね。
(図3)
4. この騒動に懲りたビートルズは世界ツアーを止めます。
また、それまでの過密スケジュールでみんな疲れ切っていたので、各人が別々に行動するようになります。
そして、メンバー間の不和が表面化し、"LET IT BE"という不朽の名作とともにビートルズは解散します(1970年)。
ジョンさんも世界的な反戦運動にのめりこみ、メッセージ性の強い"イマジン"(1971年)などのヒットを飛ばしますが、これを危険視したFBIのエドガー・フーバー長官らによってアメリカへの再入国禁止の措置が取られます。権力との戦いです。
この時(31歳)のジョンさんのプログレッションの太陽は、
2.92×31×♎16度≒106.5度 つまり、やぎ座の16度で、ネイタルの太陽とスクエアになります。
(図4)
5. その後、いろいろありましたが、息子のショーンさんが生まれ、1976年にその養育に専念するためにジョンさんが家庭に入ります。
この時のプログレッションの太陽は、
2.92×36歳+♎16≒121.2度
つまり、みずがめ座の1度付近にあり、すぐにネイタルの月とコンジャンクションに入ります。
早い話が、お母さんとして頑張ることになったのです。
家庭的な幸福ですね。
(図5)
6. それから数年後、1980年11月にジョンさんは新作アルバムとともに復帰します。
世界中の大歓迎の中、その年の12月、"熱狂的なファン"とされる人物に、ニューヨークで射殺されます。
このときのジョンさんのプログレッションの太陽は、
2.92×40.2+♎16度≒133.3度
つまり、みずがめ座13.3度にあり、ネイタルの土星のスクエアになります。
しかし、ファンが銃で5発もスターを撃つでしょうか?
そんなに簡単に胸に3発も致命傷を与えられるでしょうか?
間違いなくプロの犯行です。
ジョンさんは、自分の持つ巨大な社会的影響力を、かなり軽く考えていたように思います。
(図6)
土星のスクエアは恐ろしい力があります。
この星が巡ってきた場合は、何事も慎重に進めるべきなのです。
今日はここまで
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
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