目次(INDEX)のページ

磊 60スター西洋占星術 シーズン6のミニ付録その3  黄金比の友達をさがせ! パート1

60stars astrology

By Tokyo-Tanuki

60スター西洋占星術 シーズン6

日本語版









磊 シーズン6のミニ付録その3 黄金比の友達をさがせ! パート1 



1. ちょっと、シーズン6の後半に入る前に休憩ですよ!

これまで、たぬちゃんは、ときどき、黄金比Φ=(√5+1)/2=1.61803988....の話をしてきたんですけどね。

Φ=1.618033988
1/Φ=0.618033988
1+Φ=Φ二乗=2.618033988

の端数「18033988....」のように、なんとなく、似たような、端数が不思議に揃う友達が欲しいと思うんですね。

まあ、Φの場合、±一乗、二乗が同じような端数になるので、派手なんですけどね。

ここまで派手でなくてもいいから、似たような子はいないかな?
とたぬちゃんは思ったのです。


なので、これからのお話は、黄金比とか、リュカ数に関係がない話というわけではないです。



2. それはともかく、たぬちゃんは、通勤電車の中で電卓を使ってΦの友達を探したのですよ。

まずは、二乗とか、三乗とかの形から探してゆきますよ!



急行に乗らなければ、ゆっくり計算ができますよ!



 🌟 🌟 🌟 🌟


3. この問題は案外難しいので、基本に戻って考えました。

まず、Φは X二乗-X-1=0の解ですね。

まあ、簡単に言うと、X+1がX二乗になるようなXを探すと、答えはΦなんですね。

そこで、こんどは、X+a=X二乗になる正の整数の仲間をさがすと、
解の公式より、

X={1+√(1+4a)}/2

ですから、

まずa=1を代入すると、X=Φです。

つぎに、a=2とすると、X=(1+√9)/2=2です。

まあ、2は、2+2=4 2×2=4になるという特殊な数字ですね。
でも、2が特殊なのはみんな知っています。

いわば、2は有名なアイドルで、友達ではないですね。


....Φはマニアの中では有名ですけど、一般的には、2ほど有名じゃないです。



4. そこで、a=3を代入してみましょう
そうすると、X=(1+√13)/2になります。

計算すると、
X=(1+√13)/2=2.302775637731.... 
という数字になります。

X二乗=5.302775637731....
ですから、とりあえず端数がそろいますね。

まあ、この解の公式の形は、二乗すれば端数がそろうのはいつものことなんですけどね。

でも、これだけだとこの(1+√13)/2の特殊性はよくわからないのです。

そこで、これを三乗すると
12.211102550....となります。
この数字の並び「11102550....」がちょっと面白いのです。


書くと長いので、雷の気象記号 "☈" を使い、 
☈=(1+√13)/2 =2.302775637731...としましょう!

「13」と「☈」はちょっと形が似ているのでね。


さて、そうすると、
☈三乗={(1+√13)/2}の三乗=12.211102550...
なのですが、
さらにその二乗は
☈六乗={(1+√13)/2}の六乗=149.11102550...
となるのです。

またついでにいうと、☈×4=9.211102550....
にもなります。

なので、
☈×10=23.211102550....も、
☈×40=92.211102550....も、
みんな末尾が「11102550....」になるのですよ。

また、
12/☈=5.211102550....
(6/5)/☈=0.5211102550.... 
☈×√208=33.211102550....にもなるのですね。


おおお、、これは??   
何か新しい発見があるのかな?


5. まあ、もともと
(√13)/5=0.7211102550....
2×√13=7.211102550....
なので、端数「11102550....」が出てくること自体は変とは言わないのです。

でも、ここまでそろうと、☈には、Φと似たような、何か特殊な性質があるような気がしますね

☈の三乗=(☈×4)+3

って、なんだかかっこいいですね。


6. ところで、実を言うと、上に書いた

☈三乗=(☈×4)+3

というような形は、じつは、S={1+√(1+4a)}/2(aが正の整数)のかたちでは、一般的なのです。

例えばa=1のとき、つまりS=Φの場合は、
Sの三乗=Φの三乗=(Φ×2)+1=(S×2)+1 になります。

つぎに、たとえば、a=4のときは、S=(1+√17)/2ですが、この場合、
Sの三乗={(1+√17)/2}の三乗=【{(1+√17)/2}】×5 + 4=(S×5)+4
という形になります。

a=5のときは、S=(1+√21)/2ですが、この場合、
Sの三乗={(1+√21)/2}の三乗=【{(1+√17)/2}】×6+5 =(S×6)+5
という形になります。

つまり、a=X、S=P={1+√(1+4X)}/2のかたち(Xは正の整数)のとき、一般に、

" P三乗=(P×Q)+R={P×(X+1)}+X " 

という形になるのです。


....まあ、そういうわけで、Φの友達になれそうな数字は結構いるみたいですね。

なーんだ、そうだったのか、っていう人もいるでしょう


7. ....ところが、
a=2のとき、つまり
S=☈=(1+√13)/2のときは、普通と少し違っているのです。

それは、先にも書きましたが、☈の場合、
☈三乗=(☈×4)+3=12.211102550... だけではなく
☈六乗=(☈×40)+57=149.11102550...
と、累乗すると、二つの乗数(三乗と六乗)の端数がそろうところなのです。

これは、a=1(S=Φ)の場合とも少し違う現象です。


Φの場合は、先ほども書きましたけど、±一乗、二乗が同じような端数(618033988....)になるので、まあ、より派手ですけどね。



長くなったので今日はここまで!



Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛

コメント