60stars astrology
By Tokyo-Tanuki
60スター西洋占星術 シーズン5
日本語版
89 未来を知ること(プログレッション)について
その3 ヒトラーのホロスコープを読もう!その2
~60スター西洋占星術(シーズン5)
1. では、前回の続きですよ。
支配層の要求、具体的にはドイツ国防軍とドイツ国際銀行団の要請に応じ、ヒトラーはシュトラッサーとレームを粛清します(長いナイフの夜・1934年7月)。
この時、ヒトラーのプログレッションの太陽は、
V(3.0)×45.22+0(♉0度)=135.6度
付近にあります。
この時、ヒトラーのプログレッションの太陽は、
V(3.0)×45.22+0(♉0度)=135.6度
付近にあります。
つまり、これは、おうし座16度の金星(資本家)と火星(軍部)のトラインです(図1)。
グレゴール・シュトラッサーは主張こそ違え、頭脳明晰で行動力があり、ヒトラーには逆らったことがありませんし、レームは癖はあるけれども気のいい元上官です。
ヒトラーは大いに悩んだでしょう。
しかし、この粛清で軍と資本家の支持を受け、すぐにヒンデンブルグ大統領が亡くなったので、ヒトラーは最高権力者となります。
2. 実はね、このとき、ヒトラーの力はとても上がってますが、ほぼ互角に戦える力があった人物がドイツにはいました。アデナウアーです。
賢い人なので、長いナイフの夜の後、すぐに引退してますね(1933)。
賢い人なので、長いナイフの夜の後、すぐに引退してますね(1933)。
アデナウアーのホロスコープについては、いずれ、ちょこっと説明するかもしれません。
3. その後、ヒトラーは無人の荒野を行くがごとく、この乙女座に太陽がある期間、権力を増し、絶対権力を手に入れます。そして、運命の天秤座に入り、ポーランド侵入をはじめます(1939年)。
この時のプログレッションの太陽の位置は、
3. その後、ヒトラーは無人の荒野を行くがごとく、この乙女座に太陽がある期間、権力を増し、絶対権力を手に入れます。そして、運命の天秤座に入り、ポーランド侵入をはじめます(1939年)。
この時のプログレッションの太陽の位置は、
V(3.0)×50.33+0(♉0度)=151度
4. ヒトラーは連戦連勝しますが、誤算が起きます。フランスと闘いつつ、なるべくイギリスを傷つけないように作戦を立て、フランスに親独政権を建てたのですが、イギリスと、そしてまもなくアメリカが完全に敵に回ったのです(月と木星のスクエア)。
木星がイギリスを指すことが多いのは、前に説明したとおりです。
なお、月は、一般的には、ヨーロッパを指します。
なお、月は、一般的には、ヨーロッパを指します。
ヒトラーはあくまでソ連を敵として考えていました。
しかし、こうなった以上、ヒトラーは最初の予定通り、ソ連を敵とすることにして、独ソ戦を開始します(1941年6月・バルバロッサ作戦)。
これは大失敗でした(図3)。アメリカまで理由を付けて参戦してきたのです。
このときのヒトラーのプログレッションの太陽は、
V(3.0)×52.2+0(♉0度)=156.6度
V(3.0)×52.2+0(♉0度)=156.6度
てんびん座の6度にあります。
(図3)
(図3)
5.ドイツ軍は強かったのですが、判断ミスが生じました。
モスクワ攻略を主張した軍首脳に対し、ヒトラーはウクライナへの南進を主張し、もたもたしている内に冬となり、翌1942春にスターリングラード攻防戦を始めました。
この時のヒトラーの太陽は、
V(3.0)×53歳+0(♉0度)=159度
てんびん座の9度で、シリウス(シリウスーカノープス帯)のスクエアです(図4)。
シリウスは、ナポレオンの時にも出てきましたが、ロシア~ウクライナ遠征を指すことが多いのです。
今でも大王が遠征されていますね。
(図4)
(図4)
6.1943年初め、レニングラード攻防戦に敗れ(アセンダントの合☌ )、ロシア遠征中のドイツ軍は降伏し、ヒトラーは激怒します。
軍は消耗しました。
軍は消耗しました。
でも、ホロスコープを見れば分かりますが、1943年秋ころに土星のセクステルがあります(図5)。
これが、ヒトラーとスターリンの秘密休戦交渉です。
土星は、そのマークからわかるようにはっきりと共産主義を表します。
このときのヒトラーのプログレッションの太陽は、
V(3.0)×54.33歳+0(♉0度)=163度
てんびん座の13度です。
土星は資本家や共産主義の星(要は物質主義の星)ですが、セクステルであることからすると、スターリンの方から和平を言ってきたとみるのが良いでしょう。
さてさて、またまた長くなったので、きょうはここまで。
TANU-CHAN💓 TOKYO-TANUKI😸
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