60stars astrology
By Tokyo-Tanuki
60スター西洋占星術 シーズン6
日本語版
155 未来予測の方法を知ろう
60スター西洋占星術 シーズン6の9
ロシア・東欧編 スターリン ②
1. さて、今日もスターリン大王の続きです。
1917年2月の革命がはじまり、ロシアに自由主義的政府が成立しましたが、この時スターリンは38歳です。
しかし、そのPtは、
38歳/101.9≒0.372>0.6の二乗
となっており、なんとアメリカ大統領が務まる程度になっています。
38歳/101.9≒0.372>0.6の二乗
となっており、なんとアメリカ大統領が務まる程度になっています。
もちろん、世間ではまだ無名ですし、また、学歴も、職歴もありません。
大量の前科だけがあるプロの革命家です。
大量の前科だけがあるプロの革命家です。
2. 1917年2月に現場に復帰したスターリンは、圧倒的な劣勢の中、レーニンのクーデター案を支持し、10月革命を起こします。
全く成算のない革命でしたが、自由主義政府は逃げてしまい、あっけなく成功しました。
スターリンは、レーニンのもと、トロツキーらと肩を並べる存在になります。民族人民委員に就任します。
また、ナジャジェダと結婚します(1917年11月)
3. スターリンは政府に入り、レーニンの指示のもと秘密警察を組織して赤色テロをおこない、その実力をいかんなく発揮しました。
また、各地の前線を飛び回り反革命を容赦なく殺害してゆきます。
また、各地の前線を飛び回り反革命を容赦なく殺害してゆきます。
1919年11月には、赤軍兵士の殺し過ぎをレーニンに叱責されますが、一方で、その戦闘についての功から勲章を受けます(天王星の150度)。
その年のうちにボルシェビキは国内を制圧します。
4. 1920年5月、ポーランドがロシアに進軍し、キエフを占領します。
レーニンの非常に甘い見込みから赤軍は敗北を重ね、9月からの会議では、トロツキー、トハチェフスキー、レーニンまでもがスターリンの戦術を批判します。
スターリンははらわたが煮えたでしょう。この時のスターリンのプログレッションの太陽は、
41.9×2.40+♐27°≒128°おひつじ座の8度付近で、木星のセクステル、シリウスのスクエアです。
この時スターリンを批判をしたものは、皆、のちに粛清されます。
(図2)
41.9×2.40+♐27°≒128°おひつじ座の8度付近で、木星のセクステル、シリウスのスクエアです。
この時スターリンを批判をしたものは、皆、のちに粛清されます。
(図2)

5. 1922年、レーニンはスターリンをトロツキーに対抗するために共産党の書記長に任命しますが、肝心のレーニンが重度の脳卒中となり半身まひになります(5月)。
そして、レーニンは、日常生活を補助している妻クルプスカヤの言うことを聞き、スターリンの悪口を言い始めます。
"スターリンは粗暴で、指導者としてはトロツキーの方が良い"
たぬちゃん思うに、スターリンは、実は、純粋に悲しかったのだと思いますよ。
尊敬するレーニンが、最もスターリンを信頼して認めていてくれたあのレーニンが、こともあろうにインテリ臭い嫌味なトロツキーの方を信頼し、スターリンを追い出そうとしたのです。
6. しかし、スターリンは既に大物で、病身のレーニンが騒いでもどうにもなりません。レーニンはほどなく亡くなります(1924年1月)。
同年、スターリンは自ら反省の意を示して書記長を降りることを提案しますが、それは周囲に止められ、党はスターリン、カメネフ、ジノビエフのトロイカと、トロツキーの争いとなります。
秘密警察を握っているスターリンは強く、複雑な派閥抗争を経て、最初にトロツキーを指導部から排斥し、1929年にはトロツキーを国外追放し、反旗を翻したカメネフもジノビエフも屈服させます(ネイタルの太陽のトライン、アルクトゥルスのオッポジション、火星と土星のセミセクステル)。
7. 既にこのころ、スターリンは50歳の若さで、もはやPt>0.7の二乗に達しており、実際には、ロシア国内で勝てるものはいません。
1933年の大飢饉を乗り越え(月のセミセクステル)、スターリンは1934年末のキーロフ暗殺をきっかけとして、反対派だけでなく元反対派をも徹底的に粛清することとし(アセンダントのセクステル)、1936年以降カーメネフ、ジノビエフ、トハチェフスキーらを次々に殺します。
そして、ついに、1940年8月には国外にいるトロツキーをも暗殺し、最後に粛清の責任をエジョフに押し付けてこれも処刑します。
対外的にはヒトラーと結び(中立条約)、ポーランドを分割し、バルト三国を併合します。
8. しかし、このような時に、ヒトラーが突然独ソ戦を開始します(1941年夏)
このときのスターリンのプログレッションの太陽は、
52.5歳×2.40+27°≒177°
おうし座27°で、太陽の150°、土星のセクステル、アルクトゥルスの150°、火星のオッポジションとなります。
52.5歳×2.40+27°≒177°
おうし座27°で、太陽の150°、土星のセクステル、アルクトゥルスの150°、火星のオッポジションとなります。
突然のドイツの軍事行動の知らせに対するスターリンの驚きが伝わってきます。
(図5)
9. 最初、スターリンは劣勢に立たされますが、1943年にはスターリンの太陽は双子座に入ってゆきます。
このあたりから劣勢は挽回されてゆきます。
そして、1945年8月、スターリンは第二次大戦の勝者となります。
このときのスターリンの太陽は、
66.6歳×2.40+♐27=186.8°
ふたご座の7度付近で、木星のトラインとなります(図6)
66.6歳×2.40+♐27=186.8°
ふたご座の7度付近で、木星のトラインとなります(図6)
10. しかし、欧米との蜜月は長く続かず、いわゆる東西冷戦がはじまります。
娘さんのスヴェトラーナさんによれば、スターリン大王は、
"我々がドイツと結んでいれば無敵だった!"
と言っていたそうです。
まあ、西側の裏切り行為の多さ、その汚さに、さすがのスターリン大王もびっくりしたのでしょう。
11.1953年3月、スターリンは急に脳出血で意識を失い、その後、すぐに亡くなります。
このときのスターリンのプログレッションの太陽は、
74.33歳×2.4+♐27°≒205.3°
つまり、ふたご座の後半、25.3度付近で、ネイタルの土星とスクエア、太陽とオッポジションになります。
74.33歳×2.4+♐27°≒205.3°
つまり、ふたご座の後半、25.3度付近で、ネイタルの土星とスクエア、太陽とオッポジションになります。
(図7)
さすがの大王も、病気には勝てませんでした。
暗殺という人もいますが、少なくとも脳出血は自然(偶然)だと思いますよ。
そのあとの処置は分かりませんけどね。
きょうはここまで
さて、シーズン6は、あとは附録が一つ残るだけですね!
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
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