60stars astrology
By Tokyo-Tanuki
60スター西洋占星術 シーズン6
日本語版
129 未来予測の方法を知ろう
60スター西洋占星術シーズン6-4 中南米編
首都の建設者 ジュセリーノ・クビチェック
1. さて、南米編の最後は、ブラジリアを建設したジュセリーノ・クビチェックさんです。
60スター西洋占星術ではうお座の太陽、さそり座の月です。医師を目指したのも理由があるでしょう。
60スター西洋占星術ではうお座の太陽、さそり座の月です。医師を目指したのも理由があるでしょう。
クビチェックさんのネイタルのホロスコープは、基本的にたいへんはっきりとした構造です。
南米の方は情熱的なのか、浮き沈みのはっきりしたホロスコープが多い感じです。
これは、ロシアと逆ですね。
南米の方は情熱的なのか、浮き沈みのはっきりしたホロスコープが多い感じです。
これは、ロシアと逆ですね。
ネイタルでは月と土星がやぎ座に入り、おとめ座に太陽が入ります。
アセンダントはてんびん座の最後29度です。
なので、基本的に陰のサインが良く、また、活動宮、とくにおひつじ座とてんびん座が極端に悪いということになります。
2. クビチェックさんはV=3.39です。
ロマ出身の父親を持ち、貧しい家庭に生まれました。
ちょっと若いころの軌跡は、良く分からないところがあります。
ちょっと若いころの軌跡は、良く分からないところがあります。
Vが3.39なのは正しいでしょうが、ひょっとすると、ASCはてんびん座ではなくいて座の可能性もあります。この方のホロスコープを読むときは、この点に留意してね!
不明確なところがある、また、アジアではあまり有名ではないこの方のホロスコープをたぬちゃんが選んだ理由は、まず、
① この方が首都の建設者であることです。
世界史的に見ても、首都の建設は王様しかできません。
ラスベガスを作ったバグジーさんも、かなり力があります。しかし、首都を作るというのは、次元が違います。
② 一か所だけ、全く不明な地点があります。
それは、1973年の最晩年のころ、太陽、土星、月の主要な三星がグランド・トラインを作るのですが、表向き、あまりクビチェックさんの活動は見られません。
しかし、この年はチリのアジェンダ政権がCIAに倒され、南米に虐殺の嵐が吹いた年です。さて、クビチェックさんは、いかなる役割を果たしていたのか、大いに興味が出るところです。
分かった人は、こっそり教えてね。
3.ところで、クビチェックさんは、苦学して医師になっていたところ、1932年、プログレッションの太陽がやぎ座に入ろうとした途端、友人のミナスジェライス州知事に首席補佐官に任命され、なぜか急に政界入りします(アセンダントの60度)
4. その後、若干の波乱は含みながらも、下院議員や地方市長を歴任後、ミナスジェライス州知事に当選(アセンダントのトライン、金星のオッポジション)して州の産業の発展に功績をあげ、ついに、1955年10月、大統領選に勝利します(太陽の180度、月のセクステル)。
(図3)
この結果に対する軍事クーデターの動きに対して陸軍と通じて反クーデターを起こし、大統領に就任しました(1956年1月 土星のセクステル 図4)
5. ここで、ブラジル経済は外国資本の積極的導入を行い、また、首都ブラジリアの建設が始まりました。
経済は急成長しましたが、ハイパーインフレが起こります。
そのため、IMF融資を断られ(1959)、経済は苦境に陥ります(アセンダント、金星のセミセクステル。図5)。
(図5)
クビチェックさんはお金を作るために様々な方法をとりましたが、うまくゆかず、汚職などの評判を外国紙に書かれて、二期目の選挙(1961)には敗れ、下野し、上院議員として活動します。
6. ところが、その後、ブラジルにクーデタがおこり(1964)、クビチェックさんは10年間も公民権が停止されたので、彼はすぐに亡命をします(土星のスクエア 図6)。
6. ところが、その後、ブラジルにクーデタがおこり(1964)、クビチェックさんは10年間も公民権が停止されたので、彼はすぐに亡命をします(土星のスクエア 図6)。
(図6)
7. しかし、祖国を愛する彼は1967年に帰国します。
支持者は多かったもののすぐに反軍運動(フレンテ・アンプリオ)は禁圧され(アセンダントのオッポジション 図7)、彼も短期間刑務所に送られましたが、投資などの経済的活動のみに専念することでそれ以上の弾圧は受けませんでした(金星のトライン)。
支持者は多かったもののすぐに反軍運動(フレンテ・アンプリオ)は禁圧され(アセンダントのオッポジション 図7)、彼も短期間刑務所に送られましたが、投資などの経済的活動のみに専念することでそれ以上の弾圧は受けませんでした(金星のトライン)。
8. 1976年8月、クビチェックさんは自動車事故で亡くなります(図9 金星のスクエア、アセンダントの150度、アルクトゥルスの30度)。
これを軍による暗殺とする説がありますが、アセンダントの角度が悪いときは、事故が起こりやすいので、事故の可能性も高いであろうと考えます。
(図9)
長身で容姿に優れ、国民に"JK"と呼ばれて大人気だった彼のホロスコープは強い金星の影響を受けています。しかし、その人生には不思議な影があります。
ところで、政治家は土星の影響を受ける人がとても多いのですが、クビチェックさんは、金星の影響がとても強い政治家でした。
金星の力が強い政治家にはJFKさん、ゴルバチョフさんなどがいますが、まあ、とても参考になるホロスコープです。
それでは今日はここまで
次編からは極東編ですよ。
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
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