72 シーズン4の付録2
星座と職業(2) 地の星座について
1.さて、第2回目は、おうし座、おとめ座、やぎ座の地の星座です。
地は、陰陽の陰にして男性を示します。
なので、手堅い人、実務能力のある人、というイメージで良いです。
長所はまさに計画的な実行力、短所は何事も物質的なもので測ろうとしてしまうところですね。
性格は堅実です。一言で言えば、お金や物質的な部分について手堅い仕事であればなんでも向いています。
ただし、
柔軟の地(おとめ座)は、本来の、柔らかな生命をはぐくむ地を表し、
活動の地(やぎ座)は、対立する者との関係で物質的な現実化を目指す地を表し、
不動の地(おうし座)は対立する者との矛盾を飲み込んでこれを止揚する地を表します。
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ここで、念のため、毎回書いておきますが、職業運を見るときは、まず、①ネイタルのM.C.が入っている星座とその状況、ついで、②出生時のアセンダントを第1室とした場合に第10室に来る星座とその状況で、大まかに判断します。
M.C.の星座と第10室の星座は違うことも、同じであることもあります。
さらに、細かく見るときは、③M.C.に近接する惑星と10室にある惑星とその状況を見ます。たとえば、M.C.と金星がコンジャンクションをしているときは、金星が意味する職業(物の価値の現実化に関することを本質とする職業)に就くことがあります。この場合、金星が他のネイタルの惑星とどのようなアスペクトをとっているのか、も見ることがあります。
まあ、でも、一番大事なのは、まずは、①M.C.の星座と②第10室の星座ですね。
なので、まず、自分のホロスコープを調べて、M.C.に来る星座と、第10室に来る星座を調べて、星座による適職判断をしてね!
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2.おとめ座 ♍
柔らかな地は、実際的な作用をしめしますが、万物をはぐくむ優しい性質があります。
基本的には、成長を助ける大地の作用を示します。
健やかな成長という意味から、衛生という意味があり、さらに、薬品や肥料、化学という意味があります。
手間暇をかけるという意味で、おとめ座は、一言でいうと、全ての雑用や事務に向きます。
事務系の会社の会社員や公務員、手堅い仕事は全て向いています。
物事の成長の方向を知ろうとする性質のため、分析の仕事や、人の適性を調べて仕事自体を紹介する仕事にも向いています。
化学研究職、薬品関係の仕事にも向いています。
衛生という意味がやや過剰な時、潔癖という性質が生じます。批評や批判をする仕事にも向きます。
文芸・経済の評論などですね。
人体では腹部と腸を示します。
3.やぎ座 ♑
現実化する地は、主に目に見える成果の獲得を示します。したがって、すべての実業に向きます。
やぎ座は時間をかけた分、その努力を、体感できるような形で現実化させようとします。
出世と言う階段、登るべき山がある仕事であれば何でも向いています。
努力が現実化しているのが見えやすいからです。
子供の教育(教師)も、対象に時間をかけ、成果が現実的に目に見えるようになる仕事ですから、向いてなくはないです。
やぎ座は、また、逆に、現実になっているものの原因やルーツをさかのぼって探ることにも興味を覚えます。
税理士や会計士も良いですが、骨董や歴史、考古学関係などの仕事、研究にも向きます。
ちょっと変わったところでは、政治家に向いています。利害関係者の努力を体感して、これを時間をかけて調整することができるからです。
人体では膝と、関節全般を示します。
4.おうし座 ♉
止揚をする地は、相手方を飲み込み、自分の作用に含めることを示します。
この場合の相手とは、正反対の形質、すなわち、陽にして女性である風をさします。
つまり、獲得されたものの、他(相手)との交換価値に興味を持ち、これを主張することになります。
そこで、銀行や貴金属、為替、値踏みをすることが一般には困難な芸術品や骨董を扱う、リッチな人向けの仕事に向きます。
また、正しい評価をするということから、材料を重視する服飾のアパレル、美術館なども良いです。
ちょっと変わったところでは、肉体の起こす風、つまり、声を使う仕事に向いてます。良い声をしています。
おうし座は、人体では、あごと首、のどを示します。
さて、きょうはここまで!
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
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