60stars astrology
60スター西洋占星術 シーズン4 付録1
By Tokyo-Tanuki
日本語版
67 シーズン4の付録1
出生天球図(ネイタル・ホロスコープ)の読み方(1)
1.はじめに
出生天球図の読み方は、いろんな本に書いてあると思うのですが、とりあえず、今回、シーズン4の付録として、ちょっと説明をしますね。
いわゆる12室とか、そういうやつですね。
たぬちゃんの話読まなくても、市販の本で知ってる人は飛ばしていいですよ。
2. ホロスコープは、東の地平線にある星座を起点として、反時計回りに、第1室、第2室と部屋の番号を割り付け、12の部屋により分割します。
そうすると、東の地平線にある星座は第1室、西の地平線にある星座は第7室となり、東の地平線から少し上がったところにある星座は第12室になります。
例えば、あなたが生まれたとき、しし座が東の地平線を登ってくるところであれば、12室のイメージとしてはだいたいこんな感じです。↓
3.12の部屋の東部分(第12~2室)は、個人的な事柄(潜在意識、顕在意識、肉体)を、北部分(第3~5室)は、出身や家庭的な事柄(親戚知人、家族、娯楽、子供)を、
西部分(第6~8室)は対人的な事柄(上司や部下、パートナー、異性のパートナー、競争相手や敵)を、南部分(第9~11室)は社会的な事柄(学問や権威、出世、権力、団体や社会的な目的)を示します。
第1室は牡羊座の意味に対応し、第2室はおうし座の意味に対応し、第3室はふたご座の意味に対応し…以下、第12室がうお座の意味に対応します。
この12室(ハウスシステム)がいつ成立したか不明ですが、案外新しいと思われます。
4.ところで、これを厳密に見て、たとえば、第2室(おうし座に対応する部屋)に火星が入っているから、お金のことでトラブルが起きやすい、とか、第9室に水星が入るので大学では化学を専攻する、という風に見る人もいますが、そこまで厳密なものではないと思うんですね。
つまり、たぬちゃんの経験としては、特定の傾向はあると思います。でも、そこまで厳密でもないと思いますし、ピッタリとは当たらないと思いますよ。
たぬちゃん的には、第1室というか、東の地平線(アセンダント)のあたりの状態は個人の性格や肉体的性質に関係し、第10室とM.C.の状態は社会的な仕事に関係し、太陽や月が入っている部屋や星座はその人の重点的ポイント、土星が入っている部屋や星座は克服すべき困難のあるポイント、という感じで見ます。
1室から12室までの室の全部を細かく見なくていいと思うんですよ。
5.星占いの本を読むと、こんな風に書いてあることがあります。
"4室にうお座の火星が入る場合、家庭生活では喧嘩が多く、お酒を飲んでけんかすることがある"
とか、
"第8室にさそり座の水星があると、夫婦生活のプライバシーが外に出やすい"
とか、
"第7室にてんびん座の金星があると、結婚相手はとても美しい"
とか、ですね。
たぬちゃんは、こんな風に細かくなると思ってはいません。そこまで読めないですよ。
ていうか、たぶん、そんな読み方をしていると、ホロスコープがあちこちで矛盾を起こして当たらないと思いますよ。
あ、でも、1室やASCのあたりが性格や肉体に関係するとか、10室やM.C.の位置が社会性(社会的地位や職業とか)に関係するというのは、だいたいそうだと思います。
ただし、本人の意思や努力で変えることは、可能だと思いますよ。
6.そんなわけで、たぬちゃんは、この12室(ハウスシステム)については、ある程度は認めるものの、アスペクトのようなぴったりの正確性はないと考えています。
なので、独立のシーズンにはしません。
このシーズン4(天体編)の付録として、ちょっと書くことにします。
それでは次回!
Tanu-chan💓 TOKYO-TANUKI💛
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