60stars astrology
60スター西洋占星術 シーズン3
By Tokyo-Tanuki
日本語版
お祭りっていいね!
㊵ アスペクトその5 スクエア🔲90度について
1.さて、きょうは、角度(アスペクト)の5回目、スクエアです。天体同士が90度の角度を作ることを言います。大凶角とされます。
簡単に言えば、星同士が譲歩せずに衝突する状態です。忍耐がとても強い人はこの衝突を和らげることができるでしょうが、避けることはできません。
土星♄のような強力な星に強い星がスクエアを作ると、困難は一層厳しくなります。
2.スクエアが形成される場合、その惑星の表す事柄などに障害が生じることを示します。
そして、ネイタルの太陽や月、ASCがその角度を受けるときは、その障害(スクエアの相手方となっている天体の表す欠点)が一種の人格的な傾向を作ることがあります。
例えば土星♄と太陽☉がスクエアの場合、強い困難な状況のため性格がゆがみ、家族すら信用しない強い猜疑心を持つようになったりすることがあります。
でも、それは、あくまでその人の対処法にもより、実直かつ極めて逆境に強い人柄になることもあります。
その人の性格やその一部分を表す、ネイタルの太陽☉、月☽、ASCの間でスクエアが生じると、性格と行動、願望がちぐはぐになり、本当の自分を理解してもらえないことが起こります。
ただ、スクエアだから何でも過敏に気を付けなくてはならない、というものではなく、例えば、木星♃や金星♀のスクエアであれば、過度の楽観や飽食ということが起こり得るものの、人生を破壊するほどのことは、まず、おきません。
また、例えば、スクエアが試練となって、特殊な技能などを習得することもあります。習得しているときはつらいかもしれませんが、きっと後で人生に役立ちます。
たぬちゃん的には、強い星同士が正確なスクエアをとるとき以外は、あまり気にしなくていいよ、と思います。たとえば、月☽と海王星♆のスクエアなどは、潜在意識が不確かなものに乱され、混乱が生じてそのカバーがうまくいかないこと、つまり、人に騙されたり、乗せられたり、自己欺瞞に陥ること、たまに幽霊を見ることなどを表しますが、あまり気にすると、かえって神経が衰弱しますよ!
3. 具体的な有名人では、フィデル・カストロさんが太陽☉と土星♄のスクエアを出生時のホロスコープに持ちます。
強烈な困難を乗り越え、アメリカの目と鼻の先で社会主義国家を建設して長年権力にとどまるには、試練と経験に裏打ちされたこの疑い深さは必須でしょう。彼が何者であったのかは、いずれ、歴史が証明するでしょう。
同様にスターリンもネイタルチャートに太陽☉と土星♄のスクエアを持ちます。寝室がいくつもあったというスターリンの猜疑心は有名です。
4.人生を読むとき、進行中(プログレッション)の太陽がスクエアを作るときに注意すべき星は、ネイタルの土星♄、太陽☉、月☽、ASC、シリウスなどです。M.C.、火星♂なども気を付けた方が良いですが、土星♄が最も強い凶意を持ちます。凶意ということでは火星♂よりかなり上です。
土星♄は、その人の気づいた地位を根底から覆すことがあります。これは、カルマによるものでしょうが、本人はそのことに気が付きません。突然、事態が暗転するのです。
ネイタルの太陽☉とのスクエアは社会的な権力を有する者との対立、月☽やシリウスとのスクエアは、基本的には、近い人(身内)などとの別れと悲しみを意味します。ASCとのスクエアは、病気や財産を失うなどのことを暗示します。
5.何度も言いましたが、スクエア自体は、良くないのですが、だからと言って、むやみに怖がってはいけません。今までを反省し、人生を開くきっかけになることは、むしろ、多いのです。
がんばって前進しましょう!!
それではきょうはここまで!
Tanu-chan TOKYO-TANUKI💛
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