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㊲ アスペクトその2 オッポジッション(Opposition 衝 180° ☍)について ~60スター西洋占星術シーズン3

60stars astrology 60スター西洋占星術 シーズン3 By Tokyo-Tanuki 日本語版 ㊲ アスペクトその2  オッポジション(衝)180度☍について 1. さて、きょうは、アスペクトのうち、オッポジションの説明です。前にも書きましたが、黄道円を正二面体(円)を頂点から見た形で区分したのが、180度です。 図↓ オッポジションは、対立する強い緊張状態を表すので、一般的には凶とされますが、強い精神の人は、これをはねのけることがあります。 そのような人は、対立と緊張から多くを学び、経験豊かな社会人になります。したがって、スクエア🔲のような悪い意味だけではありません。 また、 木星などの吉星 とのオッポジション は、過度に楽天的になるので、凶と言えば凶ですが、あまりそこまで悪いことは起きません。 2. ところで、天体間の角度をみるとき、オーブ(許容範囲)ということが問題になります。 今日はたぬちゃんそこを説明しますね。 例えば、太陽と月が会合するという場合  太陽☉ を 〇 、 月 ☽ を 🔵 とすると、それぞれの大きさは一度ですから、 ぴったりかさなりあう1°前では 〇 🔵 という状態になっています。 そして時間がたつと重なって ◉ とか、 になって(イメージ)、 それから 🔵 〇 となって離れて行きます。このくっつき始めてから離れるまでの間の角度は黄道黄経で約2°です。 つまり重なり始めてからサヨナラまで2°の間があるんですね。 ですから、 視直径(見える大きさが大きい。約1°)太陽と月のコンジャンクションは、2°は確実に続くわけです。 ただ、実際占うと、会合の影響力は2°より少し大きいです。コンジャンクションなどの角度をとる影響の予兆が見えてからその角度の効力が消えてしまうまで (これをオーブと言います) はプラスマイナスで4°、 つまり、合計8°まではぎりぎりコンジャンクションと見てよいでしょう。 ただ、太陽と月はどちらも大きいのでそう言えますが、そんなに見た目が大きくない星(例えば土星)と太陽のコンジャンクションという場合は、プラスマイナスでせいぜい3°、合計6°まででしょう。 例えば、 ナポレオン の 月 ☽ はかに座25度53分、 土星♄ はやぎ座28度43分、したがって2度50分離れてますが、正確な180°との誤差は3°以内...

㊱ アスペクトその1 コンジャンクション(合)☌について  60スター西洋占星術シーズン3

60stars astrology 60スター西洋占星術 シーズン3 By Tokyo-Tanuki 日本語版 ㊱ アスペクトその1 コンジャンクション(合)☌について 1. さて、今日は、星が織りなす角度(アスペクト)のうち、最強の角度であるコンジャンクション(360度=0度)の説明です。 前回書いたように、星が重なるといっても、いつも日食みたいになるということではありません。あくまで、黄道上の黄経が一致することをコンジャンクションといいます。 こんな感じでも、コンジャンクションですよ(月と火星のコンジャンクション)↓ 2. その前に、前回の記事で、”二面体はたくさんあるのになぜ正円が正二面体なんだー””正方形でもいいだろ!!”という人がいるかと思ったので、 イメージで書きますよ たぬちゃん文系ですからね まあ、正方形とか、正円とか、正八角形とか、正多角形ってたくさんあるともいますよ。難しい言葉で二面体群とか書いてありましたけど、たぬちゃん文系だからちょっとね。 まあ、進化でいうと、正円は二面体の仲間ですから、 🐸原始的な爬虫類 → 正円 → 球(鳥🐤)                              🐸原始的な爬虫類  →  正多角形 → 正多面体(恐竜🦖) っていう感じですかね。 だから今までの方法で正多面体の面をいくら増やしても、球にするのはなかなか難しいんですね。でも、球も正面体なんですよ! つまりね、最短距離っていうと、みんな直線で結ぶものだと思っていると思うんですよ。 だけどね、それは点と点との間の距離の話。 立体(三次元)では、正多角形や正円が平面から回転して立ち上がるとき、球面曲線が最短距離を示すと思うんですよ。                           3. さて今日の本題のコンジャンクションのお話ですが、コンジャンクションの意味は決まっていません。というか、会合する天体の意味がストレートに表れます。 出生時のホロスコープで 太陽☉と火星♂ がコンジャンクションになっていれば、 火星 の性質(けんかや戦争、けが、スポーツ)の影響を 太陽 が帯びることになりますから、 けんかっ早い性格...

㉟円と球 7つのアスペクトと7つの正面体  60スター西洋占星術シーズン3

60stars astrology 60スター西洋占星術 シーズン3 By Tokyo-Tanuki 日本語版 ㉟ 7つのアスペクトと7つの正面体 1. 前回、5個の正多面体とアスペクトの関係を書いたんですけど、たぶん、幾何学が好きな人は、 ”120度のトライン△とか90度のスクエア🔲とか説明できても 0度のコンジャンクション☌とか、 180度のオッポジション☍とか、 説明してないじゃん” "正多面体が5個しかないって、数学で証明されてるぞ” ”たぬちゃん頭大丈夫?” などと考えるだろうと思うんですね。 で、今回はそこの説明ですよ。たぬちゃん文系ですからね。簡単に書きますよ。 2. 正多面体が5個というのは、 "面が正多角形で書ける"、という前提での話ですね たとえば、正6面体の面は 正方形でできてますし、正12面体の面は、正5角形でできてますよね。 たぬちゃんの場合、まず、正多面体の面が、正多角形でできている、っていう前提じゃないんですね。 正多面体というのは、三次元の空間の中で、その物体がとるすべての面の形が同じ正しい形(正多角形か正円)であればよいんですよ。 オイラーの多面体定理 というのがあって、 頂点の数V-辺(エッジ)Eの数+面(フェイス)F=2   つまり、 V-E+F=2 すなわち、 F(面の数)=2-V+E  になるのが多面体なんですけど、 そこでまず、平面を考えてみましょう。三次元空間の中の平面は、裏と表があります。つまり1面体ではなくて、2面体なのです。 今、平面の正円〇(円盤)を考えると、裏と表は同じ形です。 頂点はどこでもいいんですけど、正円上のどこかに頂点を取ると、辺の数は、円をグルンと回って元に戻る線分(円周)があるだけなので、1つです。 そして、頂点は円周上のどこでもいいので、頂点Vの数は無限大(∞)、辺Eの数も頂点の数と同じなので無限大(∞)、面は2個。 そうすると、オイラーの先ほどの式に無理やり当てはめると、 V-E+F=∞-∞+2(2面体なので)=2   もっと簡単に言うと、 F=2-∞+∞=2 となります。 つまり、正2面体というのは、三次元における正円です。 この正円を、プラトンの正多面体の時と同じように三次元空間において、頂点から眺めましょう。   そうすると、おお! "一...